一生HelloWorld

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~無骨で狡猾な豚骨~

犀川と千曲川の関係性

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■ はじめに

2020/07/08 時点のニュースでは長野県中南部に位置する犀川(さいがわ)と木曽川(きそがわ)に警報が出され、一部では「氾濫危険水位」を超えるところも観測されているとのことです。私としては引き続き注意を続け、たとえ災害に直結しても人命だけは助かって欲しいと遠くから願うばかりです。

犀川の話が出るとセットで話題に上がりやすいのが千曲川(ちくまがわ)です。犀川千曲川の関係性について少し話したいと思います。



犀川千曲川の関係

まず犀川千曲川のそれぞれについて整理します。

犀川(さいがわ)wikipedia
犀川(さいがわ)は、長野県内を流れる信濃川水系一級河川。一般に、松本市島内で奈良井川を合流させて以降の下流部から長野市での千曲川との合流部までを指し、上流部は梓川(あずさがわ)と呼ばれる。
流域面積: 3,054.5 km²
延長: 152.7 km
千曲川(ちくまがわ)wikipedia
信濃川(しなのがわ)は、新潟県および長野県を流れる一級河川信濃川水系の本流である。新潟市日本海に注ぐ。このうち信濃川と呼ばれているのは新潟県域で、長野県に遡ると 千曲川 ( ちくまがわ ) と呼称が変わる。この項目では千曲川と呼称される ...
河口・合流先: 日本海
水源の標高: 2,475 m

どちらも一級河川である非常に大きな川です。北アルプスから流れ出した水が犀川に集まり、犀川はやがて千曲川に合流し、千曲川は途中で名称を「信濃川」に変えながら新潟に流れ着く河川で、日本で一番長い河川でもあります。(千曲川信濃川は同じ川です。長野県では千曲川と呼ばれ、新潟県では信濃川と呼ばれているだけの違いです。)



位置関係

次に位置関係について確認します。
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松本辺りを流れるのが犀川長野市辺りを流れるのが千曲川とおぼえてください。

水の流れを表すと次の図の通りになります。
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松本地区、木曽地区辺りから始まるのが犀川犀川日本海側に進みやがて千曲川に合流します。
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犀川千曲川はどちらも非常に大きな河川であるため、別けて語られることも多いですが、図から見て取れるように2つの河川には強い繋がりがあり、密接に関わっていることがお分かりいただけるかと思います。



■ 決壊するとどうなるのか

決壊すると最悪の場合には2019年の大水害を繰り返すことになります。

当時、私もボランティアに行っており、この写真は誇張ではなく被害の「一部」であることをよく知っています。災害センターの近くに体育館があったのですが、体育館の野太い鉄骨が内側からくの字に曲げられており、たかが水圧ですが鉄骨を押し曲げるほどの力があることを知り、芯からぞっとした当時のことを今でも思い出します。

人間はどうやっても自然様には勝てないので無理なときは無理ですが、人間に水害は止められなくても水害から身を守ることはできるので、多くの死者を出した過去を繰り返さないでほしいと願うことしかできません。



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■ 氾濫と決壊の違い

本筋とはずれますが予備知識として決壊と氾濫の違いについて説明します。

まず、危険度からいうと 決壊 > 氾濫 です。
(注意※ 氾濫が安全という意味で張りません)
決壊は堤防やダムが崩壊し水が流れ込むことを意味します。決壊が起きた際には大規模な水害に直結します。
対して氾濫とは水が溢れ出ることを氾濫と呼び、「内水氾濫」と「外水氾濫」に別けられます。内水氾濫は排水路や下水などが溢れかえることで、外水氾濫は河川が溢れかえることです。より深刻化しやすいのが外水氾濫と覚えてください。



■ リアルタイムで河川状況を確認するには

最後にリアルタイムで情報を収集する方法を紹介します。

1. 気象庁のニュースを確認する
2. 地域にお住まいの方はテレビ・ラジオを点ける
3. 遠方の方は千曲川河川事務所が定点カメラを公開していますのでそちらから河川の状況が確認できます。

河川ライブ映像
http://www.hrr.mlit.go.jp/chikuma/livecamera/index.html





みなさんくれぐれも命だけは大切にしてください。

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